
中長編ビデオドキュメンタリー映画
「ぼくは写真で世界とつながる」
〜米田祐二22歳〜


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人とのコミュニケーションや、会話が苦手な心優しい青年、米田祐二さん(撮影当時22歳)。
自閉症と診断され、厳しい障害ゆえに、命を守ることが最優先され、先の見通しの立たない養護学校生活を送っていたが、小学5年生の頃、母・千鶴さんの携帯電話についていたカメラ機能に興味を示し、写真を撮るようになったのをきかっけに、中学3年生の時にデジタルカメラを持つようになって以来、毎日写真を撮り続けてきた。
高校3年生のときに、初めて写真展を開き、祐二さんが開く「祐二展」は、地域の人気を得る。そして祐二さんの写真はあらゆる賞を受賞してきた。
母 ・千鶴さんは祐二さんの写真を、祐二さんの望むままに整理・保管し、毎年、写真展の開催を二人三脚で続けてきた。
そんな2013年2月、チャンスを得て祐二さんは、支援者と共に沖縄へ旅をすることになった。
2泊3日、生まれて初めて母の手を離れ、生まれて初めて飛行機に乗って、知らない人と出会って沖縄を撮った。
このドキュメンタリーは、その旅の様子に、ご家族へのインタビューを織り交ぜた。
発達障害を生きるとは。その時家族は。
そして翌年、沖縄で、祐二さんの写真展が開かれることが決まった。同時に映画も完成。
まさに祐二さんは、写真で世界とつながってゆく。
限りない可能性と、家族や地域の見守りをテーマにとても爽やかで楽しい映画が完成した。
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