ごめんなさい、まだ完全にはできてません


【作品データ】

作品タイトル: 普通に死ぬ〜いのちの自立〜

長編ドキュメンタリー映画/HD/カラー/119分
製作 : マザーバード ・ Cinema Sound Works/著作・配給 :マザーバード/2020年度作品
監督
・撮影・構成・編集 : 貞末麻哉子
プロデューサー : 梨木かおり ・貞末麻哉子
録音 : 中山隆匡
音楽 : 木 -kodama- 霊
ナレーター : 余 貴美子



【イントロダクション】

前作「普通に生きる〜いのちの自立〜」では、
『どんなに重い障害を持っていても、本人もその家族も普通に生きてゆける社会をめざす』という理念のもと、
重症心身障害児・者と呼ばれる子を持つ親たちの起ち上げた社会福祉法人が、
静岡県富士市と富士宮市にふたつの通所施設(生活介護事業所)「でら〜と」「らぽ〜と」 をオープンさせ、
法制度の改革の波に揉まれつつも『福祉の受け手から担い手となる』発想で行政に働きかけて
自分たちのニーズに合った制度やサービスをつくりあげてゆく5年間を追いました。

普通に生きる」の続編となる本作「普通に死ぬ〜いのちの自立〜」は、
その後8年、
グループホームの開所や、設立10年を迎えて次第に変わりゆく運営方針と、
3つ目の生活介護事業所の開設という流れの中で、
年齢を重ねてゆく本人とその家族の人生を追って撮影を続けました。

途中、「医療的ケア」を必要とする人の、在宅生活の中心的ケアラーであった母親ふたりが病に倒れ、
残された2人の子は、母亡き後の地域生活がとても困難になります。
なぜ生まれ育った地域で生ききることができないのか。
なぜこの人たちの生活や人生を社会は障害することになってしまうのか・・・。
厳しい現実がそこにはありました。

今回は、重症心身障害児・者と呼ばれる方たちの中でも最も困難を有する人たちの記録が中心です。
そのきょうだいも登場します。

そして映画は後半、支援をする側の人たちの気づきを物語の軸に、
兵庫県・伊丹市、西宮市に希望を探して旅に出ます。

そこには、伊丹市で「しぇあーど」を率いる李国本修慈さんと、
西宮市で「青葉園」を率いる清水明彦さんらの重ねてきた地道な活動がありました。
軽快でしなやかで、しかしとてもしたたかに人生を賭けて、
真正面から繰り広げられている「共に生き合う」取り組みがありました。