代表の貞末麻哉子は1986年制作にプロデューサーとしてデビュー作となった「ゴンドラ」(伊藤智生監督)、1991年には「あーす」(金秀吉監督)と、劇映画のプロデュースを手がけたあと、「阿賀に生きる」で記録映画の上映運動に初参加し、1993年に「水からの速達」で初めてのドキュメンタリー作品のプロデューサーとして制作に参加した。その後、「おてんとうさまがほしい」「風流れるままに」「伝承」「梅香里」など、多くのドキュメンタリー作品の制作・上映プロデュースを手掛けたが、梨木かおり・洪 福貴とは「あーす」の制作現場以来、常に共に作品にかかわる間柄となった。
2001年に、「朋の時間〜母たちの季節〜」(西山正啓監督作品)の製作委員会に参加したのをきっかけに共働プロダクション・マザーバードを3人で結成。 以来、主にドキュメンタリー映画の制作・販売・関連本の出版などを手がけて、今年で20年を迎える。
マザーバードで制作した長編ドキュメンタリー作品としては、「晴れた日ばかりじゃないけれど」「普通に生きる〜自立をめざして〜」「ぼくは写真で世界とつながる〜米田祐二22歳〜」続き、本作が第4作目となる。