映画監督 新藤兼人
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〜「風 流れるままに」と 「おてんとうさまがほしい」所感 〜 ぴらちか通信主宰 沖本幸子 人が人と共に生き抜くというのはこういうことなのだなあ、と深いところで 感じさせられる映画でした。「愛する」ことの重みをずしりと感じる映画で す。
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「風 流れるままに」 撮影:渡辺生 構成・演出:貞末麻哉子 制作:風流れるままに製作委員会 1999年 「おてんとうさまがほしい」 撮影:渡辺生 構成・編集:佐藤真 制作:おてんとうさまがほしい制作委員会 1994年 *******************************************
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜「ぴらちか」の由来〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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■ 上映会後のアンケートより 2001年10月9日(火) ●“人間としてきれいな生き方だなあ”と思いました。日常の人間関係を大切にしていれば、どんな病気こようとこわくないと思えるような二人の生き方を見せていただいて感じました。ただそこに居てくれるだけでいいと思われる人になりたいし、そう思える人になりたいと思いました。 ●本日は、アルツハイマーという大きな原因不明の病を通し、夫婦のきずなと、今後このような痴呆症に地域社会がどうあるべきか‥‥の大きなテーマについてドキュメンタリー映画を拝見し、プロデューサー貞末様のお話しを伺うことができました。本当にひとりひとりが考えてゆかなくてはいけない大きな21世紀のテーマだと感じました。さて自分自身には、何が出来るのか、これから考えてゆこうと思います。 ●どんなことでも視点を変えて、それぞれ“愛”と“寛容”の気持ちを持って見れば、自分にとっても、また関わる人にとっても前向きになれるし希望の光がうまれると思いました。“老いる”ことは、今は他人事でも、自分にも当然訪れるものでもあるし、もっとやさしい目で、そういう物忘れのひどい自分の親にも接していきたいと思いました。身内の介護は元気な時を知っているだけにつらくあたってしまうこともあると思うし、身内の介護は元気な時を知っているDけにつらくあたってしまうこともあると思うし、そんな時、地域などのつながりが重要だと思いました(心の中を吐き出すだけでも) ●ショックでした。トミ子さんがあんなに明るくて元気でどこいんでも歩いていっていたトミ子さんが病院に入院してどんどん変化してしまった。多分生さんはずっと一緒に暮らしていたかったんだろうなと思う。でもきっと、私も、トミ子さんの隣に住んでいたなら、言ってしまったんだろうな「火の元が心配です」と。 ●貞末さんもお話しになっていましたが、鏡を見ながら歌われていたところがとても考えさせられました。ビデオとお話しのおかげで、今まで知らなかったことなど少しわかったように思えます。ありがとうございました。 ●今後の参考になるとても良いビデオを観られて良かったと思います。貞末さんもおっしゃってましたが、自宅より病院に入った時のトミ子さんの表情がとても変わったことにショックを覚えました。 ●本日はご苦労さまでした。夫婦について、身につまされながら考えることが多きお話しでした。老人問題だけでなく、子育て、人付き合い等にもダブラされながら、色々と考えてみる題材となりました。ありがとうごいざいました。 ●今日は、出席してよかったと思います。私にも痴呆の父がいます。ビデオを観てとてもあんなに寛容にはなれないなあと思いました。もっとゆったりした気持ちですべて受け入れてあげれる気持ちが必要だと思いました。とても勉強になりました。これからの介護に役立てたいと思います。今日はありがとうございました。 ●此のビデオを観させていただいて、誰に対しても相手の立場になって物事を考えてあげることの大切さを感じました。 ●私自身の周りには現在はいませんが、たまたま先日、今おもえばそのような病状の方が家の前にいて、近所の方々とあーだこうだと聞きながら、さいごはパトカーに来てもらいました。ふっと思ったのですが、きっとひとりで外に出てしまったのでしょう。やはりとても足腰の丈夫な方で言ってる事はちんぷんかんぷんでしたが、しっかりした感じの人でした。 ●病気の方々がもっと人間らしく生活できる体制が整っていけるようにして欲しいと思いました。入院十日後のトミ子さんの変貌はとてもショックでした。 ●とても明るい介護に驚き、感動しました。身内を同じ病気で亡くし、とてもつらく、悲しい思いをしましたが、もっと早くこのようなビデオを見ることができていたら接し方も変えられたのにと悔やまれます。 ●とても有意義な時間が持てました。私も、アルツハイマーの母を持ち、父と母の姿を重ねながら、ビデオを見させていただきました。貞末さんの、社会的活動を元にしたお話しも大変興味深かったです。どうもありがとうございました。 ●自分がアルツハイマーになっても、トミ子さんのように夫に世話はしてもらえないだろうし、世話をされるのもイヤだと思っていた。ボケたら施設に入れてと夫にも子どもにも言ってある。それでいいと思っていた。でもトミ子さんと生さん夫婦の生き方は素敵だと思う。これから私達夫婦の在り方を真剣に考えてみようと思った。 Go Top! 「風流れるままに〜アルツハイマー病の妻と生きる〜」HOME に戻る 以下が関連三作品です。各作品の詳細にリンクしています。ぜひゆっくりご覧ください。
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