アメリカニューヨーク同時多発テロへの対応に関する声明文
西山正啓/映画「梅香里」監督
アメリカの政治、経済、軍事の中心を同時に襲った自爆テロは6000人を越える一般市民を死亡させるという大惨事になりました。ハイジャックされた旅客機にたまたま乗り合わせた人たちの誰が貿易センタービルに突入することを想像したでしょう。
いつもの朝の貿易センタービルで仕事を始めた人たちの誰がビルに旅客機が突っ込んでくることを想像したでしょう。ビルが崩壊することを誰が想像したでしょう。
夫や妻を、息子や娘を、大切な友人、知人を想像も出来ない結末で失った人々の悲しみと苦痛をいったい誰が癒せるのでしょう。
同時多発テロをふたたび許しては絶対になりません。しかし同時にテロを惹き起こす原因も絶対に突き止めなければなりません。軍事による報復はふたたび一般市民を巻き添えにすることは目に見えています。それが次なるテロを生まないと誰が保証できるでしょう。
もしそうなれば世界の人々ははとりかえしのつかない悲しみに襲われるでしょう。
私は軍事による報復攻撃を前提にしたアメリカ政府の対応とそのアメリカにただただ追従するだけで何の平和的解決策も示せない日本政府の対応に強く反対します。平和憲法を有する日本の未来を誤らせては絶対になりません。
2001年9月25日