アメリカでの同時多発テロに関して
 


 アメリカの同時多発テロによって亡くなった人々、その遺族の人々。事件の生んだ悲しみ、痛みがどれ程のものだったかは想像もつきません。しかしその悲しみや痛みがナショナリズムの高揚に利用され、また新たな痛みを生み出そうとしています。テロの被害から立ち直ることにこそ力をさくべきでアフガンの多くの民間人の殺戮、難民を生み出すことは思いとどまるべきです。また日本の自衛隊による後方支援、そのための新法制定は戦争加担以外の何者でもありません。在日米軍基地のフル稼働ぶりは日本がアメリカの軍事力の一部とされていることを更に思い知らされます。アメリカは報復ではなく交渉を、日本はアメリカに顔をたてることよりも報復を思い留まらせることを、冷静な姿勢を望みます。

                      2001年9月28日
                         羽成多恵子  
(9月16日・文京区民センターの上映会に参加してくださった大学生)