このドキュメンタリー
「晴れた日ばかりじゃないけれど 〜地域で生きる、一人で暮らす〜」は、HTLV 1関連脊髄症 ・略称HAMという難病を抱える細井道子さん(1949年-2005年)の実際の生活ぶりを4年に渡って記録したものです。
細井さんは病状の進行にともない、首から下はほとんど自力で動かせません。そのため生活全般を人の手に頼らなくてはなりません。しかし、多くの福祉制度や福祉機器を利用し、医療の連携にも支えられながら神奈川県横浜市で一人暮らしを続けてきました。
この作品では、実際の細井さんの生活を記録することにより、障害者の自立した生活を支えるために必要な支援、環境、条件等について、また、障害者本人のセルフマネージメント、エンパワーメントなどを、様々な角度から考察していただくことができると考えました。
また、少子化に伴う老々介護や、一人暮らしの老人の増加など、今後想定される様々な問題についても、細井さんの生活を通して多くの示唆を得られるでしょう。[作品解説(詳細はこちら)]