重度の障害がある人たちの多くは歩くことが出来ず、足裏から刺激を受けることがほとんどありません。足裏は第二の心臓と呼ばれるように、歩く動作が血管の伸縮運動を助け、血行を良くします。
リフレクソロジストの西野厚子さんは、リフレクソロジーを重度の障害がある方の健康促進に活かせるのではと、2006年から月に一度、生活介護事業所「でら〜と」にて施術を行ってきました。
そして施術によって全身の血流がよくなり、排尿障害や、便秘が改善されるなど効果を実感されてきました。
この動画と冊子は、重度心身障害児者の方、寝たきりになってしまった高齢者、下肢に障害のある方などのケアをしている介護者のみなさま、障害を持った方がいるご家族、特別支援学校の教諭、福祉・看護を学ぶ学生のみなさまなどに広く活用していただき、リフレクソロジーの実践を通して、歩行が困難な方の健康促進に繋がることを願い、西野先生のお力添えをいただいて制作したものです。