韓国の西海岸に位置する米空軍の射爆場がある村、梅香里。
かつてここには梅の花が香り、干潟と共生するおだやかな漁民たちの暮らしがあった…。
　1951年、この村は米軍の戦闘機爆撃訓練場になった。
　人々は農業や漁業などの生活手段を奪われ、さらに米軍機による誤射、誤爆、不発弾による死亡事故や爆音被害に苦しめられるようになった…。

　映画の主人公はこの村の漁民、チョン・マンギュさん。彼の生存権をかけた静かな闘いが豊かな海と共に画面いっぱいに広がる。
　そして、基地村で働く女性たち。米軍人による犯罪被害者の救済活動、米軍犯罪根絶運動に取り組む若い女性たちの話が心に残ります。

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