初めまして!


 ここは、マザーバードのスタッフが、「朋の時間〜母たちの季節〜」というドキュメンタリー映画を通じて出会った多くの福祉作業所の自主生産品が、あまり人目に触れず埋もれていることを知り、少しでもそれらの商品が人の目に触れるようにお手伝いしたいと思って始めたお店です

 
自主生産品に関しては紹介をさせていただいているだけで、ここでの販売はしていません。なぜなら、直接お客様が福祉作業所から買われることによって関係をつくっていただきたいからです。
 まずは障害がある方々が頑張って作られている商品があることを知ってください。よろしくお願い致します。

● 共に働き、自立をめざすスローワーク with shop

 マザーバードは、この with shop において、小規模作業所のオリジナル商品を紹介するだけでなく、作業所の力を取り入れた私たちのオリジナル商品の制作販売を通じて、自分の暮らしを見直してみることの大切さを伝えながら、国内のフェアトレードを目指したいと思っています。
 そしてスピードや効率ばかりを優先してしまったことで生まれた、あらゆる壁を扉に変える作業を行ってゆきたいと思っています。

 作業所のオリジナル商品は大量に生産できる物ではありません。
 メンバーさんのできることが限られていたり、訓練を兼ねている作業だからかもしれませんが、それよりも個性を大切にしながら一つ一つ丁寧に作ることに重点を置かれているからだと思います。人と人が信頼し合い、心をもって繋がらなければ出来ない作業です。そんな作業所での商品作りと10年ほど前からヨーロッパを中心に広がり始めた「スローライフ」の考え方が自分たちの中で重なり、スローワークをめざす 
with shop が生まれました。
 スローライフとはスピードや効率ばかりを優先した毎日を送る中で、忘れてしまった「心とものを大切にする急がない生活」を取り戻し、今までマイナス面と思いがちだった「スロー」に価値を見いだし生活の質を高めようというものです。

 もう一度スローな暮らしを取り戻すことは、「より速く・より多く」を良しとする価値観が生んだこの競争社会に、血の通う人と人の繋がりを取り戻すものだと思います。そして健常者と呼ばれるわたしたちがこれらの作業所とかかわって いくことこそが、いま、とても大切なのではないかと思います。

 私たちは効率を優先し、画一的に大量に物を生産するのではなく、心とものを大切にしながら制作する仕事を「スローワーク」と呼び、スーライフの中にスローワークを展開し、応援活動をしてゆきます。当面はネットショップを中心に、様々なイベント等にでかけてゆきたいと思います。

 また、作業所に限らず、大切に手作りされている数少ない商品を送り出されている方々とも、ネットを通して繋がってゆきたいと考えています。

● 将来的な展開・スローワーク with shop の趣旨 ●

 世の中では「フェアトレード」という活動が根付きつつあるように思います。福祉作業所の商品を考えたときに、この「フェアトレード」の考え方と結びつきました。全く同じではないにしろ、福祉において発展途上国だと言われている日本を見ると、フェアトレードの考え方と小規模作業所の理想の姿が重なって見えました。

 フェアトレードとは、発展途上国に暮らす立場の弱い人々が仕事を通じて正当な報酬を受 け、誇りを持って自立してゆくことを目指した公正な貿易です。発展途上国の人々には地域の伝統を大切にし、且つ環境に負荷を与えないように商品を作ってもらい、それを先進国のNGOやして消費者が直接購入する会社を通して消費者が直接購入することで、彼らは支援に頼るだけでなく、自ら手仕事を覚え、働き、稼ぎ出すことによって自立への道を切り開いています。

 マザーバードは、 with shop において、ただ単に小規模作業所のオリジナル商品を紹けでなく、作業所の力を取り入れた私たちのオリジナル商品の制作販売を通じて、自分の暮らしを見直してみることの大切さを伝えながら、国内のフェアトレードならぬウェルフェア(福祉)トレードを目指したいと思っています。そしてスピードや効率ばかりを優先してしまったことで生まれた、あらゆる壁を扉に変える作業を行ってゆきたいと考えています。





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